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台湾の年越し

日本では、年越しとお正月は一体となっていて一年で一番大きなイベントです。
帰省、忘年会、初詣など12月31日から1月1日は、伝統行事から芸能イベント、厳粛な行事、華やかな行事、どんちゃん騒ぎとさまざまな楽しみ方があります。
年間で一番長い休暇のシーズンでもあります。
この時期海外旅行をする人はとても多いのです。

しかし、台湾のお正月は旧暦で春節のお祝いをします。
台湾では12月31日は単なる年越しです。
これは諸外国と同じです。

12月31日は普通に仕事をして、31日の夜から年越しが始まって、カウントダウンと同時に終了します。
1月1日は休日ですが、2日は普通に仕事です。
台湾人が伝統行事をして特別な料理を食べるのはあくまで春節なのです。
12月31日から1月1日に照準を合わせて台湾旅行をするのはほぼ日本人です。

日本とは違う季節感

台湾は亜熱帯気候の国ですから日本人的な師走の感覚と、台湾の年越しは全く別のものです。
最低気温13~15度、最高気温19~21度ぐらいなので、東京の4月はじめごろぐらいです。
しかも、台湾ではこの時期が最も湿度の高い時期です。
日本とは全く違う季節感です。

日本人の間でよく話題になるのは、この時期の台湾の人の服装です。
実はこの時期、台湾では、ダウンコートなどの、日本でも真冬にしか着ない服装の人であふれます。
確かに、台湾の人にとっては一年中で最も寒い時期なのでしょうが、日本人にとっては不思議な光景です。

しかし、公共交通機関を使えば納得です。
どの乗り物も、湿気対策でクーラーが強めに入れられているので、とても寒いのです。
日本人が観光で移動する場合には、タクシーにしたほうが体調管理は楽なようです。

台湾の年越しはイベントだらけ

12月31日の夜は、みんなでイベントを楽しむ夜です。
台北の人にとっては、台北101の花火が最も大きなイベントになります。

台北101周辺のホテルでは、花火を観覧できる席を設けているホテルもあります。
そういうホテルに宿泊すれば、人込みの中を疲労困憊して帰る必要はありません。

そのほかにも、台北市主催の大規模な芸能イベントがあります。
そのため、MRTとバスだけは12月31日の朝6時から1月1日の夜中24時まで42時間ずっと運行されます。
なにしろ、あまりの混雑で普段の倍以上の時間がかかります。
年越しライブで遅くなって、終電の心配をしなくてもいいのでとても助かります。

台北以外の都市でも駅前広場などで、自治体主催の年越しイベントがあって芸能人が出演します。
台北ほど華やかではないにしろ、どこも事情は同じで帰り道の込み具合が悩みの種のようです。
どの都市でも、イベント見学は無料です。

春節が伝統行事で老いも若きも、長期休暇を楽しむ時期であるのに比べると、年越しは若者向けのイベントを楽しむ夜ということになります。