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龍山寺

台湾のお寺

日本にも各地に存在しており、観光スポットとなっていることも多いのが神社仏閣でしょう。
台湾にもそういったものが存在しています。
その1つであるのが、台湾でも最も古い歴史を持っているお寺である「龍山寺」です。

この龍山寺が建設されたのは1737年で、300年近い歴史を持っている寺として国内外で有名です。
建築様式としては中国南方宮殿様式というものを採用しており、大陸の雰囲気を感じさせるものとなっています。
面積も非常に広く総面積1800坪というスケールの大きさも、やはり大陸的な印象を感じさせる理由と言えるかも知れません。

中心には正殿と呼ばれる本尊を祀っている建物があり、その周囲には前殿、東西鐘楼、鼓楼、後殿という建物が取り囲むようにして建設されています。
日本には見られない建築様式であるため、同じお寺でも全く違った雰囲気を楽しむことが出来るのではないでしょうか。

さて、このお寺ですが、何度か戦火や地震による被害を受けているため、建物自体は何度も再建されているものとなっています。
最も最近再建されたのは1947年で、大東亜戦争の戦火によって崩壊したものを修繕した形となりました。
大規模修繕であり、修繕には1億円以上の費用が掛かったとも言われています。
同じ戦争に関わった日本人としては、感慨深いものを感じる事ができるのではないでしょうか?

どんな見どころが?

では、この龍山寺にはどんなものがあり、どんな見どころがあるのか、ということについてより詳しる紹介します。
まずは、正殿にあるものについて見て行きましょう。
何と言っても見なければならないのがご本尊である観世音菩薩です。

元々は中国福建省にあった龍山寺から贈られたというもので、このお寺が建立されるに当たって最重要とされた本尊と言えます。
前述の通りこの本殿も戦争によって被害を受けたのですが、本尊は全くの無傷であったという逸話が残されています。
観世音菩薩は通常男性であるとされていますが、この寺では特別に女性として祀られているのが特徴です。
これは女性が男性の仏にお参りすることに嫉妬した男性の声に答えたものとも言われており、面白い来歴がある本尊とも言えるでしょう。

本殿には本尊の他、天井に描かれる螺旋龍も見どころの1つとなっています。
無数の龍が天に登る図が螺旋図として描かれており、非常に細かい絵に立ちくらみがしそうになるほどです。
その数はなんと1600体にも登っていると言われています。

また、後殿には寺としては珍しく、中国本土の宗教である道教をミックスした施設が建設されています。
月下老人と呼ばれるもので、縁結びの力があるとも言われます。
他の宗教のものを一緒にお祀りしている所は、日本神道的な雰囲気を感じることも出来るかも知れません。