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台湾の言語

台湾の公用語は中国語です。
公的な場所やビジネスでは中国語が使われます。
学校教育も中国語で行われています。
この場合の中国語とは北京語のことです。

しかし、現在中国で一般的に使われている北京語とは若干の違いがあります。
文字も現在の中国で使用されている簡体字ではなく、正体字と呼ばれるものです。
日本語の漢字とも共通点の多い文字です。

日常的な会話では台湾語の方が広く使われています。
台湾観光の時に、商店や飲食店では圧倒的に台湾語の方がよく使われます。

台湾の言語の変遷

台湾は古くはオランダの植民地でしたが、1661年には鄭成功率いる政府が
台湾を統治し、その後1683年には清が台湾を制圧し、台湾は清国の福建省に
編入されました。

1895年に日本が統治するまでは清国の一部だったのです。
この1661年から1895年までは現在の中国福建省周辺の言語である
閩南語が使われていました。それが現在の台湾語のもとになった言語です。

1895年から1945年までの日本統治下では教育は日本語で行われていました。
このころの教育を受けた世代の人は今でも日本語が非常に堪能で、
日本人が恥ずかしくなるほど達筆な人も少なくありません。

1950年蒋介石が総統となって以降、現在の中国語が国語に定められ、
公式語は中国語となりました。しかし、民間の日常語には
台湾語が生きています。

現在の台湾語は台湾人口の約75%が話せる非常にポピュラーな言葉ですが、
台北近辺と台南方面では少し違います。台北方面の言葉を標準語、
台南方面の言葉を方言ととらえていますが、両者が理解できないほどの
違いはありません。

日本語由来の言葉

台湾は一時期日本の統治下にあり、日本政府が日本語教育をしたことから
日本語がもとになった言葉が数多くあります。注文 、案内 、水道、便所
郵便局などといった単語は、発音こそ日本で使われているものと
異なっていますが漢字も意味も日本語と同じです。
書けば通じる言葉です。

アゲ、タコ、看板 漫画、ニンジン、ゴボウなどは発音がよく似ているので
台湾でも通じる言葉です。ほかにも、父さん、母さん、背広、ちょうちょ
チャック、酸素なども発音がほとんど日本語と変わらないため、
現地の人に対しても日本語で通じるでしょう。

ただし、 兄さん、兄貴、姉さん、おじさん、おばさんも発音が
同じ単語ですが言葉のニュアンスが多少違います。日本と同様に
親族をさす場合もありますが、むしろリスペクトや感謝を込めた先輩、
大先輩に近い意味があります。年齢の近い女性先輩なら姉さん、年齢が
近くて尊敬する男性先輩なら兄貴という具合です。

「運ちゃん 」は運転手をさす言葉で、日本ではほとんど
使われなくなりましたが台湾では普通の言葉です。
相手を軽んずる言葉でもありません。
日本人にとっては、ものすごく親しみを感じる台湾語です。

台湾の言語を学ぶには?

先の記述通り、台湾の公用語は中国語であるため、日本国内でも
中国語講座や言語学校を利用して勉強することが可能です。昨今は、
語学を勉強できる場所が普及しているので、どこの国でも様々な言葉を
学ぶことができるでしょう。公用語が英語のアメリカにおいても、このように、
アメリカ留学という形で中国語を学びに行くことも可能となっています